免疫システムの過剰反応や誤認識が、アレルギーを引き起こしている

免疫システムは、体を守るための生体防御反応として、大切な機能なのですが、通常は無害な異物に対しても「これは有害な物質だ!」と異常な反応をして攻撃してしまうことがあります。それが、アレルギー反応(過敏性反応)です。
よくみられるアレルギー反応には、アレルギーの原因物質(アレルゲン)にすぐに反応する即時型アレルギー反応と、発現に1~2日かかる遅延型アレルギー反応があります。即時型アレルギー反応では、免疫システムが最初にアレルゲンに接したときに、「特異的免疫グロブリンEーgE)」と呼ばれる抗体がつくり出されます。このーgEは、皮膚や粘腹のマスト細胞の表面の丘レセプターに結合してアンテナのようにアレルゲンと反応すると、ヒスタミンなどの化学物質を放出します。そのために、かゆみや炎症を引き起こします。ーgEは、もともと寄生虫などのあきらかな敵に対して免疫反応を起こすのですが、身近にあるダー一や花粉、化学物質などを「敵」と勘違いして、異常なアレルギー反応を起こすことがあります。
原因はよくわからないけど、いつの間にか「かゆくなる」「発務ができる」というときには、遅延型アレルギー反応(細胞性免疫反応)が疑われます。
皮膚トラブルの場合には、アレルギー性接触皮膚炎がよく知られています。これは、特定の物質をT細胞が抗原と認識(感作)すると、再度その物質が体内に侵入(チャレンジ)したときに、それに対してT細胞が活性化して炎症が起きる反応です。原因となる物質にふれてから1~2日後に発赤や発修、腫れといった症状のピークがあらわれるほか、かゆみが強く、接触した部位のまわりに炎症が広がるのが特徴です。症状が軽い場合は、それ以上原因物質とふれたいようにすれば、1週間程度で治まっていきます。しかし、かくことによって症状が広がるほか、発熱したり、全身がだるくなったりするなどの症状があらわれることもあります。
健康な皮膚の見分け方として、皮膚表面の「明値」を測ることがあります。健康な角質層組織の表面は引4・5~6・0の弱酸性です。弱酸性の皮膚表面では表皮プドウ球菌などの皮膚常在菌が安定して生息し、病原菌の繁殖を防ぎ、外部の刺激から皮膚を保護しています。常在菌は皮脂をグリセリンと脂肪酸に分解し、保湿を高め、皮膚表面を弱酸性に保っています。「菌」というと、「悪いもの」「汚いもの」というイメージを受けてしまいますが、体によい作用をもたらす菌もたくさん存在しています。常在菌とは、私たちの体内に存在している細菌(微生物)のことです。その数は膨大で、腸内には100兆個、皮膚には1兆個以上が棲息するといわれています。それぞれの場所に適した種類の常在菌が、私たちの体によい作用をもたらしています。しかし、皮膚の「汚ればったし」「濡れつばたし」「こすれつばたし」という「3つのばなし」があると、皮膚の常在菌が異常増殖をして皮膚トラブルをまねきます。

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