免疫システムによって、細菌やウイルス、がん細胞を攻撃する

たんらかの原因でバリア機能が低下しても、皮膚には「免疫システム」が備わっています。免疫とは、体内に浸入した異物を「非自己」と認識して、体から排除する生体防御反応です。外部から侵入した細菌やウイルス、あるいは体内で発生したがん細胞、移植された臓器や組織などを常に監視し、「敵」として撃退する免疫システムは、実に精巧です。その役割の中心となってはたらいているのが、血液中の白血球群です
免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」という2種類があります。自然免疫は、敵を無差別に攻撃する、生まれたがらに持っている抵抗力といえます。獲得免疫は、敵を特定し、その敵に合った武器(抗体)をつくって攻撃する後天的な免疫です。これを活用したものが予防接種です。自然免疫では力バーできないときに、高度な獲得免疫で集中攻撃します。
免疫システムは、常に私たちが風邪をひかないように細菌を退治したり、がん細胞を死滅させたりしたがら守ってくれる、いわば「ボディーガード」なのです。
皮膚のバリア機能の損傷が著しい場合、皮膚が知覚過敏になる「敏感肌」になることがあります。ちょっとした刺激でも過敏に反応して、かゆみを感じやすくなります。本来、侵入したいような物質が透過して皮膚に炎症を起こすのです。
敏感肌の症状として、ムズムズするようなかゆみ、ヒリヒリした痛みなどがあります。また、肌あれ、ニキビ、吹き出物、かぶれなどが悪化し、皮膚が炎症を起こすことで、顔の皮膚が赤くみえる「赤ら顔」になることがあります。赤ら顔は、過敏症やアトピー性皮膚炎などで起こしやすい症状のひとつです。
敏感肌になるおもな原因として、次のようなことが考えられます。
●間違ったスキンケアでバリア機能が損傷している。
●アレルギー体質やアトピー性皮膚炎など、免疫システムの過剰反応によるもの。
●顔をさわる、頼杖をつく、鼻をこする、目のまわりをかくなどの癖がある。

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